石狩かめの会

石狩・不登校と教育を考える会

全道のつどいに参加して

10月4日は午前に講演、午後、分科会という日程でした。


講演「今、あらためて不登校を考える〜発達障碍という視点から関わりの選択肢を広げる〜」講師/加藤弘通さん(北海道大学大学院教育学研究院准教授)


午前の講演メモから〜
・発達を知ることでこどもとの関わり方がわかる。関わり方のオプションがふえる。
・遊びを豊かにすると生活に反映されることを、滑り台で遊ぶ事と、スプーンを使うことを例に挙げ、説明。(どちらも方向転換するという動作の共通点を通して)
時々聴衆に質問が飛びます。(席の近い人同士で話し合う)←面白かった。
・「できないところ」より「できるところ」をみる。
・何か問題が起きた時はその時間をあっさりと過ごし、問題が起きていない時間を増やす。
・ふつうは正しい。ふつうじゃないは間違いか。間違いを正しいに導くのは支援か???
(素朴な支援が成立しないところが発達障害の問題のややこしさ。)
・人間はありのままを見ているわけではない。ウソかホントかは、微妙な問題である。
(正しいと思う方に引っ張っていくのは×)←目の錯覚の実験を通して説明。
・大変な時をどう過ごして来たか。頑張ったことを労う。←つらい時は助けてもらう。つらくなった時の逃げ場所がある事が大事。
・共感される事が大事。
フリースクールで働いていた時の経験なども交えて、興味深いお話を聞くことができました。


午後の部はそれぞれの分科会に分かれての話し合いでした。
私は午後の部に参加できなかったのですが、参加したメンバーからは(今回、初参加のメンバーもいました)「行って良かった。」という声が寄せられていました。


9月20日の不登校相談会に参加され同じグループで話をした方が、全道のつどいにも参加してくださり、声をかけていただきました。つどいの実行委員の方々ありがとうございました。来年はかめの会の若手が「実行委員やりますよ。」と申しております。よろしくお願いします。