石狩かめの会

石狩・不登校と教育を考える会

SSW(スクールソーシャルワーカー)について

●山下英三郎さんの講演会

アカシヤ会の野村さんからお知らせをいただきました。


【スクールソーシャルワークに注目を!】 (転送歓迎)
学校の中でさまざまな困難に直面している子どもたちを、彼らの側に立って
社会福祉援助の手法を用いて支えるスクールソーシャルワークが重視されており、
平成20年度から文部科学省も制度化に着手しました。
北海道での取り組みはまだ十分ではありませんが、この分野の第一人者である
山下英三郎さんの講演会が函館と札幌で連続して開催されますので、是非ご参加ください。
山下さんは1946年長崎市に生まれで、1985年にユタ大学ソーシャルワーク大学院を卒業後、
1986年から1998年まで埼玉県所沢市でわが国初のスクールソーシャルワークの実践に尽力され、
現在は日本スクールソーシャルワーク協会会長、日本社会事業大学教授を務めています。


□6月12日(土)14時〜16時 
 会場:サンリフレ函館2階大会議室(函館市大森町
 *テーマ  「子どもの現状〜受けとめ手としての大人」
 *主 催  函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」(2010年「アカシヤ会」講演会)
         チャイルドラインはこだて(2010年第2回公開講座
 *後 援  北海道渡島教育局、函館市教育委員会南北海道教育臨床研究会
         道南社会福祉士会、北海道精神保健福祉士会道南ブロック
 *参加費 500円 (事前申込み不要)
 *連絡先 アカシヤ会:野村(090-6261-6984) tnomura@sea.ncv.ne.jp
        チャイルドライン:小林(0138-40-0084) 泉澤(0138-54-7037)
 
□6月13日(日)13時15分〜16時
 会場:かでる2・7 520研修室(札幌市中央区北2西7)
 *テーマ「子どもたちの可能性を信じて〜スクールソーシャルワークの実践から」
 *主催  社団法人北海道社会福祉士
 *後援  北海道教育委員会、札幌市教育委員会、北海道社会福祉協議会
        札幌市社会福祉協議会など18団体(学術団体、支援活動団体など)

 *プログラム 13:15〜13:20 主催者挨拶
          13:20〜14:50 山下英三郎さん講演会
          14:50〜15:00 休憩
          15:00〜15:10 北海道教育委員会からの報告 
          15:10〜15:55 質疑応答
          15:55〜16:00 閉会挨拶 
 *参加費  一般:1000円  社会福祉士会会員・学生:500円
 *受講定員  100名(申込み締め切り:6月7日)
 *申込み   北海道社会福祉士会事務局
            TEL:011−717−6886  FAX:011−717−6887
            E-mail info@hokkaido-csw.org


●日置真世さんのSSWについての論文
3月に石狩で講演をしていただいた日置さんが、SSWの論文をまとめました。ネットで見る事が出来ます。
日置さんのブログ新サロン日記で紹介されていました。
論文のURLはこちらです。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/42953


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2002年のかめの会設立当初から、「不登校児童生徒や家庭に福祉的視点を持った支援が必要なのでは」と考えていました。
SSW導入を考えてもらえないかという要望を早くから行政に申し入れていましたが、当時はまだSC(スクールカウンセラー
が学校に導入され始めた頃で、SSWへの認知度は低かったと思います。
私たちはその頃、山下英三郎さんの著書や日本スクールソーシャルワーク協会の活動で、SSWの存在を知ったのでした。
不登校について何かと責められがちであった不登校当事者や保護者にとっては、
当事者にあくまでも寄り添った支援を基本に据えている山下さん達のSSWの活動には、大変共感できました。


その後、家庭を取り巻く社会問題が深刻化を見せている中、
2008年度からSSWが文部科学省のモデル事業として全国で導入されました。
日置さんは札幌で現在導入されている三人のSSWのお一人でもあります。
2008年からの活動をまとめたこの論文は、
大変興味深く、様々な示唆を私たちにも与えてくれる物となっています。
ぜひご覧になってください。