石狩かめの会

石狩・不登校と教育を考える会

全国大会へ行って来ました

「登校拒否・不登校を考える全国大会」は350名の参加となりました。


定山渓はあつかった!(気温も大会の温度も)


道新を購読されている方は、もう読んだかもしれませんが(29日朝刊)、この大会でいじめ、いじめ自殺に関する緊急集会が設けられ、29日にアピールを採択しました。
NPO法人登校拒否を考えるネットワーク」のサイトで、全文がご覧になれます。
ぜひ多くの方々に、広めていただきたいと思います。
http://futoko-net.org/


全国大会について、報告したい事が沢山あります。少しずつ書いて行きますね。

私は初日は受付担当だったので、講演会から参加しました。
以下大雑把な講演会メモです。


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汐見稔幸さん講演
「多様な学びの場の創出をめざして」


人は生まれる事は選べない、でもその後は自分で決める。親ができるのは学ぶチャンスを提供するだけ。
選ぶのはあなた。親が善意でやってもこどもに選ばせないのはお節介。汐見さんは人間の意志を尊重するという事は、人間の尊厳を守ることなのだとおっしゃいました。


明治初期の寺子屋から、私立の学校が生まれて来て、大正の頃は新たな産業が生まれ、自由な気風の私立の小学校なども設立されて来ますが、明治になって教育は「学校に来させて学ばせる」という強制されるものとなりました。
戦後(第二次世界大戦後)は「いい学校へ行かなければ、高い給料がもらえないみたいだ。」という事になって来ています。


日本は近代国家による教育以前から、一人ひとりを大事にした庶民の教育が存在していました。
多様な社会で共存していくという21世紀に課せられた課題があります。
新しい学校づくりに希望を持って邁進してください。と結ばれました。