石狩かめの会

石狩・不登校と教育を考える会

学校基本調査

学校基本調査は1948年から毎年実施していて、この度速報が出たそうです。

北海道新聞5日の朝刊より〜
道内いじめ36%増 
不登校、高校で11%増 昨年度


不登校」の小中学生は、道内で前年比1.8%減の4150人で2年ぶりに減少。
高校生は1065人で11.9%増と全国平均の5倍近い伸び率で2年連続の増加となった。


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いじめの認知が大幅増については道教委は「軽微な事例もくみ上げた結果」とし、
専門家は「不安定な社会を投影している」とのべています。
不登校・登校拒否と向き合う親の会「はるにれの会」の共同代表の方は
「いじめを学校だけで抱え込まず、親などと連携して対応できれば、解決の方向に向かうはずだ」とおっしゃっています。不登校の親の会を長くしていますと、いじめの相談をうけることがしばしばあります。
この親の方の意見にはまったく同感です。


不登校の部分では、文科省不登校数の高止まりを受けて、経験者を調査するとのことで、これは1998年以来2度目になるそうで、今秋にも各都道府県の教育委員会を通じて来年度にかけて結果の取りまとめを目指すそうです。
単に不登校数の減少に力を入れると言う事でなしに、背景にある当事者の困り感や生きづらさに目を向けた物になるようにとせつに願うものです。