石狩かめの会

石狩・不登校と教育を考える会

不登校トーク&cafeに参加して

昨日の『不登校トーク&カフェ』に参加してきました。


前半はかつて不登校だった若いお二方のお話でした。
数年が経ち自分の言葉でその当時の事を語れるようになったのですね。
語る事でぼんやりとしていたものがくっきりしたり、考えが深まるという事もあるでしょう。またそのお話を聞いている方が何らかの気づきを持つという事もあると思います。
私は親の立場で聞いていたので、親御さんのかかわりやサポートについて思いをはせていました。
親御さんが不登校を否定的に見ないでサポートしていくことの大切さを再確認したところです。


今回は息子と参加したので、帰宅後色々話しました。
不登校が過去になってからの数年前に、息子にその当時の事を聞いてみましたが「当時はよくわからなかったけど、なんだか嫌だった。」くらいの感想でしたが、今はずいぶん深い話をするようになりました。
体験は「語っても、語らなくてもいいよね。」不登校を糧に活きる方もいれば、すっぱりと過去と決別して新たなスタートを切る方もいます。本当に様々です。
不登校がたとえ少数派でも、少数派がそれなりにやって生きていけるといいね。」等々語れば尽きない感じです。


後半は幾つかのグループに分かれての話し合いとなりました。私は、公的機関の方、医療関係の方、親の会メンバー、不登校になって数か月という親御さんという多彩な顔ぶれのグループに入りました。参加の親御さんが「最強だね。」とつぶやいていていました。(確かに)
数日前に道新に掲載されていた札幌市の新たな取り組みの、ワンストップでの相談窓口について教えていただきました。医療関係の方からはお子さんの不安について、「お子さんが不安を持つことは、物事に対して慎重であることでもあります。」とのお話があって、必ずしもマイナスな事ばかりではないのだと思えました。充実した話し合いがもたれたと思います。


困った時は頼れるところが幾つかあるのは心強いですね。
親の会やフリースクールもいろいろ相談に乗ってくれます。
不登校のお子さんや親御さんの不安が少しでも和らぎますように。