石狩かめの会

石狩・不登校と教育を考える会

6月の例会報告

石狩市の花・ ハマナス

サクランボやどら焼きなどメンバーからの嬉しい差し入れがありました。
いつものようにメンバーの近況報告を聞きながら、新たに知ることもあり月に一度の集まりは貴重です。

さて、不登校関連で気になる法案の事なども話しました。
今国会で検討されている「多様な教育機会確保法(仮称)案」についてです。
まだ概要で最終的にどのような形で提示されるのかよく解らないところなのですが、
目的は「様々な事情により義務教育学校で普通教育を十分に受けていない子供や学齢を超えた後に義務教育諸学校への就学を希望する者がいる事を踏まえ、多様な教育環境確保のための施策を総合的に推進すること」とあります。
必要な財政措置も取られるようです。


私達は、学校以外でも子供達の育ちを認めてほしいと長年思ってきたので、一見良さそうな法案ではありますがどうなのでしょう。
気にかかる部分もあるのです。


確かにフリースクール等へ通っているお子さん達には、メリットがありそうです。


一方、不登校フリースクールを利用せず、家庭で過ごす子供達の方が圧倒的に多いのが現状です。(フリースクールは都市部にしかありませんし)
この度の案では「家庭で過ごす子供達には保護者が個別学習計画を作成して市町村教育委員会の認定を受けたときは、学校に就学させないで、子供に教育を受けさせることができる。」とあります。


この個別学習計画を立てるというのが、なかなか難しいのではないかなと思うのです。
子供が特に不登校になりたての時は不安が強くて、すぐに学習に取り掛かるという風にはならないものです。私たち親の会の経験からでは、子供達はまずは家で過ごして少しずつ安心をとりもどして行き、勉強は最後というパターンが多いように思います。


最終的にどんな形で出てくるのか。後に修正などがきくものなのか不安な所です。
今よりは良くなる方向へ向かうようにと願っているのですが。


来月の例会は7月17日(金)です。
またいろいろ話をしましょう。