石狩かめの会

石狩・不登校と教育を考える会

3月の例会報告

3月の例会

昨日の例会は盛り沢山な話題でかなり笑いました。


あるMLで不登校についての考察を書いていた方がいたので、それについても皆に聞いてみました。


私達の子供が学校に行かなかった頃は、詰め込み教育の弊害が言われ「ゆとり教育」が実施されていた頃です。
学力の低下とかで今はまたゆとり教育が見直され、以前の詰め込み教育に戻るのか、あるいはもっと厳しいものになるのか。
「ゆとり」と揶揄される世代の子供たちだって、自分たちが受ける教育を選択できたわけではありません。


子供と共に時々学校へ行って、見かけた子供たちの総合学習では、体育館で車いす体験をしたり、老人介護施設を訪問して交流するための準備などをしていました。先生たちが準備にかける時間とか大変だっただろうなと思います。
学力テストに表れる数値はわかりやすいけれど、数値で表せないものから多くの事も学んだはずなのですが。


我が家では息子の幼稚園からの友人は、息子が学校へ行く行かないに関係なくずっと今も友人です。すでに働いている子もいれば、この春専門学校を卒業して社会人になる子、大学で学んでいる子などそれぞれ。
「ゆとり」世代の若者。優しくてなかなかいいやつぞろいですよ。
社会に出てつぶされないでねとひそかに応援しています。
「即戦力」なんて図々しい。ゆとりのない大人社会が生きづらさを助長しているのですかね。
生きづらさは義務教育が終わっても、続くのよ。さて、できる事は?


☆さてさて、不登校で失ったものってある?と親たちに聞いてみました。
・人への信頼。(いい先生だと思っていたけど、裏切られた。)
・お金(フリースクールへ行く費用。外出のための費用。大学へ行く前に学資保険を使い果たした。)
・自分の時間。
・子供からの信頼。(学校へ行かせようとしたこと?)
☆良かった事
・自分を見つめられた。
・子供とのゆっくりした時間が持てた事。
・他の子と比べたりする事がなくなったので、心穏やかに暮らせた事。


今改めて見てみると、その時は失ったと思っても、後で取り返せないものってそうないのですよね。
子供たちはどうだったのかな?



復活するグループサウンズのコンサートの話、テレビドラマの事、韓国へ旅行した時の話、発達障害についての本の紹介、ゲームの話など沢山して解散しました。


来月の例会は4月19日です。